●内臓脂肪だけが悪者扱いされる理由。

身体の中で、脂肪が溜まる場所は2ヶ所。
皮膚と筋肉の間に付く皮下脂肪と、
さらにその奥、胃や腸など、臓器周辺につく内臓脂肪です。

脂肪組織は長い間、単なるエネルギーの貯蔵庫だと考えられてきましたが、
最近では、脂肪組織、特に内臓脂肪は、
身体に非常に悪影響を与える組織で、
直接病気を引き起こす原因といわれています。

この新発見で、最近、注目を集めている言葉が「メタボリックシンドローム」です。
中高年男性の2人に1人、女性は20%が危険と言われています。



●メタボリックシンドロームは、病気を引き起こす最大の原因。

別名、内臓脂肪症候群とも呼ばれるように、体内に溜まった内臓脂肪です。
メタボリックは代謝、シンドロームは症候群。
つまりは、体内で、糖や脂質の代謝異常が起きているという意味です。

メタボリックシンドロームと判定されると、
2型糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞など重病患者になる危険度が、5倍から36倍に跳ね上がり、
大袈裟ではなく、命の危機に至ることがあります。

2005年、厚生労働省が、内臓脂肪の基準値を設定しました。
CT検査で解析を行いますが、へそ周辺の断面画像を撮影し、
この部分の内臓脂肪の面積が、100平方cm以上ある人は、危険であると設定しています。

しかし、この場合の、内臓脂肪100平方cm以上というのは、
ほとんどが複数の病気を併発している人の、手遅れ状態のデータです。

太っている人はもちろん、
見た目で、痩せている人も、内臓脂肪がたくさんついていることがあります。
自分は、まだ大丈夫だと思っている人も、
ある日突然、病に襲われ、取り返しのつかない場合があるので、
日頃から、内臓脂肪の数値には、充分注意をしておきましょう。



●予防と対策

簡単です。子どもの頃から言われたように、
何でも、よく噛んで腹八分目に食べ、適度な運動をして、よく眠る事です。
加えて優秀な医師による、定期的な健康診断も必要です。

東洋医学でも、「薬補は食補にしかず」といわれ
生命力を維持向上「養生」するには、薬よりも食事が重要です。

但し、残念ながら、すでに内臓脂肪数値の上がっている人は、
数値が下がるまでは、医学の力も併用しましょう。




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