●すい臓の働き

すい臓は、背中側にあり、胃の裏側に位置して脾臓に隣接しています。
健康な大人の場合で、長さ15cm、重さ70〜100g程度で、
バナナの形をしており、十二指腸の半円状に曲がった部分に
抱き抱えられる状態で横たわり存在しています。
小さな臓器ですが、身体を維持するために重要な働きをしています。



●すい臓をつくっている細胞

「外分泌細胞群」と「内分泌細胞群」の2種類があり、働きも異なります。

「外分泌細胞群」は、
栄養を消化して吸収するための酵素を含んだ分泌物「膵液(すいえき)」を作り、
十二指腸に送ります。

「内分泌細胞群」は、
吸収した栄養をエネルギーにしたり、
蓄えたりするときに必要なホルモン「インスリン」や「グルカゴン」などを作り、
分泌して血液中の糖分を調節します。



●急性すい炎とは

急性膵炎とは膵臓の内部やその周囲に急におこる病変。
膵管の内圧が上がったり、膵液分泌が過剰になったり、感染した胆汁が膵管内に逆流したりすると、
たまった消化酵素が膵管内で活性化、膵臓自体を消化してしまうのです。

原因はアルコールが最も多く、次いで胆石で、原因不明も1/4ほど。
ほとんどの場合軽くすみ、後遺症もなく治りますが
まれに出血を生じて重症化することがあります。
重症化すると、呼吸、循環、腎不全などの多臓器不全をおこしたり、感染症を併発することがあります。



●急性すい炎の治療

1.絶飲食。膵臓の安静。潰瘍や消化管出血を防ぐために胃酸分泌抑制薬を用います。
2.輸液して栄養管理をおこないます。
3.蛋白分解酵素阻害剤を使います。急性膵炎の本態である自己消化している酵素を抑えます。
4.膵臓内、膵臓周囲の感染を防ぐために抗生物質を使います。


このページの上に戻る
TOPに戻る