●紫外線は植物の成長には欠かせません。

人の場合も、体内でビタミンDを合成することや、
皮膚病の治療に役立つなど良い作用面も多くあります。
しかし、反面、白内障の原因になったり、免疫力を低下させたりもします。

背中に一時間、紫外線を浴びると正常な皮膚の状態に快復するまでに二週間ほどはかかります。
また、皮膚の細胞の遺伝子(DNA)に傷を付けたり、
長期間、表皮内に留まる「前ガン症」を作ったりもします。



●紫外線の有害性を意識した生活

対策は紫外線の有害性を理解した良好な日常の生活習慣をいかに作るかです。
午前10時〜午後2時の日差しのキツイ時間帯の外出は控える。長袖を着用する。
外出時は帽子を被る。サングラスを使用する。日焼け止めを塗る、などです。

日本では七月頃が紫外線の影響が最も強く、
雨降りでも快晴時の20%、薄曇りでも80%の紫外線が降り注いでいます。
木陰や、日傘を差して直射は防いでも横や下からも照射されています。

紫外線により傷つけられた皮膚の細胞遺伝子は真っ赤な日焼けとなり、
たった一個の細胞の中に5万〜10万の傷ができます。
ほとんどが元通りに治りますが、治らない場合、「シミ」となり残ります。



●紫外線は人体に有害で、子供の頃から日焼け対策が必要です。

紫外線が原因の皮膚ガンも心配です。
人の体には、日焼けで遺伝子に傷が付き過ぎると、遺伝子の間違いを避けるために、
細胞が自ら「死」を選び消滅する「アポトーシス」という仕組みが備わっています。
しかし、遺伝子が変異してしまって「アポトーシス」が起きずに、
傷ついた細胞が残ると「皮膚ガン」になります。 皮膚ガン予防は子供の時からの紫外線対策が重要になります。
生まれた時には体の細胞は3兆個程ですが、18歳頃では20倍の60兆個に増え、
皮膚の細胞も7〜8倍になります。
子供は大人に比べて細胞分裂が盛んなために、遺伝子が傷ついた場合の影響も大きくなります。



●国により異なる紫外線に対する認識。

オーストラリアなどでは公的機関が中心となり、子供たちに紫外線の教育を行っていますが、
日本では通常の学問に付いては熱心ですが、
日常生活での危機管理は不十分で徹底せず、まだまだ個人まかせです。

日本では日焼け止めを塗っていると、水が汚れるとプールに入れてもらえませんが、
オーストラリアは逆で、日焼け止めを塗っていないと入れてもらえません。

日本では日焼け止めを化粧品の一部と思っていますが、外国では薬の扱いです。
日本は皮膚を守る考え方を変えなければなりません。

●軽度の日焼けの場合は、冷水や冷湿布で冷やせば治りますが、

強い日焼けの場合は皮膚科で適切な治療を受ける必要があります。
将来的には「DNA修復促進剤」を塗布するようになります。
アメリカではすでに販売されていますが、日本でも近い将来に販売されそうです。


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