●湯沸かし器で死亡事故。

死因は一酸化炭素(CO)中毒で、
メーカーの安全装置の不正改造や器具自体の劣化が指摘されています。

CO中毒は「科学的窒息」に分類されます。
血液中のヘモグロビンが体内に酸素を運ぶのをCOが妨げることから発生します。

COは匂いもないために吸い込んでも気づかず、
最初は耳鳴りを感じ、次に手足の運動機能が奪われ、
意識がはっきりしていても体が動かなくなるという症状が起きます。
3分以内に死亡した場合は即死扱いとなります。
脳細胞や心臓の細胞は一度ダメージを受けると元には戻りません。



●ガス器具からCOが発生するのは酸素不足で起きる不完全燃焼が原因です。

不完全燃焼を起こすと特有の匂いや音がするのですが、
一般的には判別が難しく、長い期間使用している機器は、
熱交換器やコンロのバーナー部分が、ほこりなどで目詰まりしないように手入れが必要です。
使用時に違和感があれば、すぐメーカーに点検を依頼しましよう。



●ガス器具を使用するときは換気が重要。

安全上の対策で最も重要なのは「換気」です。
ガス器具を使用するときに密室で頭痛を感じたらCO中毒を疑い、
すぐに窓を開けるなどの換気をしましょう。

ガス小型湯わかし器の一時間当たりの燃料消費量は、ストーブの3〜5倍です。
その分、新鮮な空気の確保が必要になります。
ストーブでは一般的には一時間に一度の換気が必要とされていますが、
ガス湯沸かし器では構造上とても換気が追いつかないので、
必ず換気扇を回し続けて使用しましょう。



●正しい使用方法が大切です。

小型湯涌かし器にホースをつなぎ、風呂場や洗濯機の給油に使用するのは、
不完全燃焼につながる恐れがあるので絶対にやめましょう。

不完全燃焼が起きそうな場合は、通常、組み込まれている安全装置が働きます。
しかし、メーカーの安全装置の不正改造などが事故原因の場合は、
使用する側に防ぎようはありません。
ガス警報器とは別の、COを感知する警報機の設置も検討しましょう。


このページの上に戻る
TOPに戻る