●インスリン(インシュリン)

膵臓(すいぞう)から分泌されるホルモンの一種です。
すい臓の丸い島状の細胞が集合した
「ランゲルハンス島」に存在するベータ細胞から分泌され、
血糖値の上昇を調節する役割を持っています。

1921年にトロント大学の研究スタッフにより発見されました。
インスリンという名前は、
「島」という意味のラテン語「insula」にちなんでつけられています。



●インスリンは細胞が糖を利用する際に作用

血液中のブドウ糖(血糖)を、細胞内にエネルギーとして取り込む際に重要な役割を果たします。
脂肪やグリコーゲンにして蓄えたりもします。

●インスリンが欠乏する糖尿病

免疫異常やウイルス感染などで、すい臓のランゲルハンス島ベータ細胞が破壊されると、
インスリンが分泌されなくなり、
食物を口に入れても体がブドウ糖を利用できず、
血液中のブドウ糖濃度が上昇したままになってしまい、糖尿病になります。

インスリンの価値

インスリンが発見されるまでは、
糖尿病は発病すると急速にやせ細り、死に至る恐ろしい病気でした。