●若いと思っていても、骨は衰えています。

女性に骨粗しょう症が多い原因は、
閉経によって、体内の女性ホルモン量が急激に減り、
骨密度もいっきに減少して骨が脆くなります。
目では確認できないため、静かに進行していきます。

病状に気づくことなく、
骨折してはじめて「骨粗しょう症」と診断される場合が多くなります。
運動をする習慣もなく、
陽射しを避けて、外出の機会の少ない女性は特に要注意です。



●骨粗しょう症は、重傷になると骨折する病気です。

骨からカルシウムが抜け出して、軽石状でスカスカになり、
進行すると背中や腰の激しい痛みで寝こんだり、
少し転んだだけで手首や足のつけ根を骨折することがあります。

骨粗しょう症による骨折が原因で
そのまま寝たきりになるケースも多く、
高齢化社会では、「骨粗しょう症」は深刻な問題です。

予防のためにも、定期検診などで自分の骨の状態をよく知っておくことが大切です。



●骨も新陳代謝が行われています

骨は硬いので、いったん作られると
その後は変化しないと思われがちですが、
皮膚と同じように、たえず活発な新陳代謝をしています。

丈夫でしなやかな骨を維持するには、
たえず新しい骨に生まれ変わる必要があります。
これを「骨代謝」といいます。

ところが、骨のもとになる、カルシウムの摂取が不足したり、
骨をつくるための女性ホルモンが不足してくると、
骨の組織は壊されるばかりで、製造量が追いつかなくなります。



●骨粗しょう症予防には、

食生活の見直しが肝心です。
現代の日本人は、糖質・脂質・たんぱく質・ビタミン・ミネラルなどは、
摂取必要量を満たしているのに、カルシウムは不足気味です。

その原因は、
日本の土壌自体に含まれるカルシウム量が少ないため、
栽培される野菜のカルシウムも少ないことが挙げられます。
先進国の中でも日本はカルシウム不足が目立つ国です。
欧米人に比べ、乳製品の摂取量が少ないのも関係しています。