●古くは、平安時代以降に中国から渡来

イチョウ並木として親しまれ、日本各地に街路樹や庭木として植えられています。
イチョウ科イチョウ属の落葉高木針葉樹です。
「公孫樹」「生きた化石」と呼ばれるほど、強い生命力を持っています。



●イチョウの実が銀杏(ぎんなん)です。

正確に言うと「イチョウの実の種」ということになります。
名前の由来は「銀杏・ぎんあん」が訛って「ぎんなん」になりました。
一部の地方では「ぎなん」とも言います。



●イチョウは栽培して実をつけるまでに、

24〜5年と長い年月が必要でしたが
現在では栽培技術の進歩で7〜8年で実が成ります。

キウイフルーツの樹と同じく、雄樹と雌樹があり、雌の樹にしか、実をつけません。
実が成る頃、独特の匂いを放つのも特徴です。



●落ちた実を、土の中に埋めたり、

水につけておくなどして、外の実の部分を腐らせて洗い流し、種を食用にします。
生産高は、一位が愛知県で二位が大分県、三位が福島県です、
東北から九州まで、ほぼ全国で生産されています。

●銀杏の成分 や効能

タンパク質、脂質、糖質(炭水化物)が主成分。
カロチン、ビタミンB1、C、カルシウム、カリウムなども含みます。

中国では長年にわたり漢方薬の原料として使用されてきた歴史があるそうです。
焼く、煮る、スープなどにして食べると、気管支炎や咳止めにも効果があるそうです。

膀胱(ぼうこう)の括約筋を強くする作用があるといわれ。
焼いた銀杏を毎日5〜7粒食べると夜尿症に効果的だそうです。

●必要以上に数多く食べると、

銀杏に含まれている、アルカロイドという成分により、
大人でも嘔吐・消化不良・呼吸困難などの中毒症状を起こす恐れがあるので、注意が必要です。
特に5歳未満の幼児に多量に与えるのはやめましょう。

●銀杏にも品種があり

「栄神」「金兵衛」「藤九郎」などと呼ばれています。
秋の紅葉の季節には、まぶしい“黄金の木”に変貌します。
しかし、南西諸島などでは年中温暖なために、黄金の木とはなりません。
朝夕の温度差が、あの鮮やかな色に変化させます。

●銀杏の調理法

酒の肴や茶碗蒸し、寄せ鍋の具、おでんなどの材料に好適です。
殻に少し傷を入れ、油で素揚げにして、塩を少しかけると美味しくいただけます。
栗ご飯と同じ要領で「銀杏ご飯」にもできます。

●銀杏に関する雑学一例

大相撲の幕内力士が結う髷・大銀杏(おおいちょう)は、
まさにイチョウの葉の形からきています。

銀杏を詠んだ詩
金色の小さき鳥のかたちして銀杏(いちょう)散るなり夕日の岡(丘)に
★与謝野晶子(大阪府出身)1878〜1942年 


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