●赤血球を増やすために、鉄と葉酸は不可欠。

鉄分や葉酸らが不足すると、細胞へ酸素が充分に送られなくなり、
息切れ、動悸、めまい、疲労感などの貧血症状が起きます。



●鉄は吸収率が悪く、不足気味になる栄養素です。

赤血球内には最初は「核」というのが存在していますが
成長過程で核が抜けて、ヘム鉄とグロビンという蛋白質が結びついて、
ヘモグロビンを作り、成熟した赤血球が出来上がります。



●赤血球の寿命は約4ヶ月

血液内の赤血球は、毎日新しく作られています。
古い赤血球に含まれていた鉄は、ほとんどがリサイクルで再利用されますが、
鉄分は尿や汗からも排泄されるので、この損失分を食事などで充分に補給する必要があります。



●体内の鉄分は約70%が血液の中に存在しています。

鉄の主な働きは、肺から取り入れた酸素を全身の細胞に運ぶ運搬役です。
この鉄を「機能鉄」といい、「血清鉄」や「ヘモグロビン鉄」ともいわれます。
残りの30%は鉄分補給が摂取できなかった時の予備として
肝臓や脾臓、骨髄などに蓄えられます。これを「貯蔵鉄」といいます。
鉄分が不足すると、まず「貯蔵鉄」から使われます。

●鉄は「エネルギー産生酵素」にも関わりがあるミネラルです

鉄は酸素を運ぶ役割の他に、エネルギーをつくる酵素に不可欠な栄養素であって
酸素が送られなくなると酵素の機能も低下するので、スタミナ不足になります。

●貧血と脳貧血の違い

貧血の原因はほとんどが鉄不足によるもので、赤血球中のヘモグロビンが減少した状態です。
つまり「貯蔵鉄」が無くなり、「機能鉄」まで減り始めた最終的な状態です。
体が酸素不足になり、「息切れ」「動悸」「めまい」などの症状が出ます。

高齢者も食事の量が減り、内臓の吸収力も低下して栄養バランスが悪くなり
鉄分不足の「加齢性貧血」が起きやすいので注意が必要です。

脳貧血は、一時的に脳を循環する血液量が減少した状態のことで、
急に立ち上がったときなどに起きる「立ちくらみ」は、脳貧血によるものです。

●鉄分不足の症状

疲れやすい、だるい、息切れがする、記憶力や、注意力が低下する
顔色が悪く、めまいを起こしやすい、髪にツヤが無くなる
爪が反り返ったり、変形するなどです。

鉄は解毒作用にも関わりがあり、
鉄不足が続くと、毒物の分解がスムーズに行われず、ケガの治りが悪くなります。

●ビタミンB群に属する葉酸

牛レバーやほうれん草、キャベツなどに含まれる葉酸は
アミノ酸濃度の上昇を抑える働きがあり動脈硬化を防ぎます。
DNA合成にも不可欠な栄養素で、赤血球をつくる過程で葉酸が不足すると、
核のDNA合成に異常が起きて、悪性貧血の原因となる異常な赤血球ができることがあります。

●葉酸不足の症状

食欲不振。
妊娠初期の胎児の発育に悪影響が出易くなる。
動脈硬化になりやすいなどです。


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