漢方薬名や効能について簡単に説明してあります。
弱った胃腸機能や、免疫機能の低下など、
さまざまな不快症状を改善し活性化させるための基礎知識。

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●がん

漢方薬で、がん病巣を取り除くことは不可能です。
しかし、漢方薬には、人間が生来の機能「自然治癒力」を高める働きがあるので、
胃腸機能の低下を改善したり、免疫機能を活性化させるなど、
がんに対する抵抗力を強くして全身状態を良好に保つことが可能なので、
がんにも有効であるとはいえます。

「がん」に用いる体力回復や延命に有効な漢方薬と自覚症状

●六君子湯(りっくんしとう)
胃もたれ、食後の手足がだるくなり眠気が起きる。
胃腸虚弱、冷え、食欲不振、風邪をひきやすい人などに用います。

●補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の働きが弱っていて、体力の低下が著しく、寝汗など。
名前の通り「中を補い気を益す」効果が大きい薬です。中は消化吸収機能のことです。
別名を「医王湯」(いおうとう)といいます。
★服用中に胃腸障害が出たときは、服用を中止して医師を受診しましょう。

●十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)
疲労感や倦怠感が激しく、貧血、手足の冷えなど。
健康な人が、急激に体力を消耗し、疲れ切ったときや病後の体力回復など。
★服用中に発疹や胃腸障害が出たときは、服用を中止して医師を受診しましょう。

●四君子湯(しくんしとう)
胃腸虚弱、血色が悪い、無気力、貧血などがある人に用いられます。
胃腸の機能を高めて、食欲を増進させる効果があります。

●人参養栄湯(にんじんようえいとう)
抗ガン剤や放射線治療による副作用を軽減します。呼吸器系のがんの人に用います。

●帰脾湯(きひとう)
不安感、取り越し苦労、物忘れ、不眠、血色が悪い、貧血、食欲不振、全身倦怠感などがある人に用いられます。特に、意欲障害(やる気が起きない)が強い人には効果的です。

●加味帰脾湯(かみきひとう)
血色が悪く、貧血、精神不安、倦怠感、寝汗、
抑うつ気分などがある人、高齢者によく用いられます。