胃酸が食堂に逆流して食堂の粘膜が荒れることから生じます。
胸やけが続くと、食堂の粘膜が炎症を起こし逆流性食堂炎になることもあります。
食後に、みぞおちから胸の下にかけて、
焼け付くような感じがするときは、この病気が疑われます。
漢方医学的には、
主に、胃の働きを整える処方を用いて治療します。
対症療法ではなく根治可能で、副作用の心配もほとんどありません。
「胸やけ」によく用いられる漢方薬と自覚症状
●黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
イライラして怒りっぽく、赤ら顔、のぼせ、動悸、頭痛、頭重、鼻血が出やすいなどの人に用います。
特に、寝付きの悪い人によく処方されます。口内炎や口角炎にも効果があります。
胃のつかえ感や、胃の炎症を沈静化させる効果もあります。
●黄連湯(おうれんとう)
胃のつかえ感、胃が重く苦しい、胃もたれ、胸やけ、吐き気、嘔吐感、
食欲不振などが症状としてある人に用います。
みぞおちに軽い痛みを伴う胃炎にも多く使用されます。
●半夏瀉心湯 (はんげしゃしんとう)
胃炎、みぞおちのつかえ感、食欲不振、腹部がゴロゴロ鳴る、吐き気、嘔吐、
下痢症状が頻繁に出る人に用いられます。寝付きの悪い人や、眠りの浅い人に有効です。
●茯苓飲(ぶくりょういん)
胃に膨満感がある、ゲップがよく出る、尿の量が少ない、
水が口に上がってくる、胃にガスがたまるなどに処方されます。
●安中散(あんちゅうさん)
胃のつかえ感、ゲップ、冷え性、食欲不振、嘔吐、吐き気などに用いられます。